米国務長官:中国の米国債保有継続を期待-金融危機対応で協力

ヒラリー・クリントン米国務長官 は21日、中国の楊潔チ外相と会談し、経済・戦略問題で閣僚級の対話 を行うとともに、世界的な不況への協力で合意した。米中両国はブッシ ュ政権時代に始まった戦略経済対話を継続するほか、政治・安全保障面 での対話を開始する。クリントン長官は、同長官とガイトナー財務長官 が米中対話に関与すると述べた。

楊外相は4月のロンドンでの胡錦濤国家主席とオバマ米大統領の会 談の準備のために、3月9日に米国を訪問することを明らかにした。

クリントン長官は1時間半にわたる会談後の共同記者会見で、中国 が米国債の購入を続けていることに謝意を表明。楊外相は約2兆ドルの 中国の外貨準備について、流動性と価値の維持という原則に基づいて投 資を行っていくと説明した。

クリントン長官は「中国政府が米国債への信認を維持していること を高く評価する」と述べ、「信認は明確な根拠に基づくものだと思う」 と指摘した。中国は米国債の最大の保有国。

楊外相は今年8%の経済成長を達成することが「中国の世界経済の 回復への貢献になる」と語った。同相はまた、両国が貿易の制限に反対 していくことで合意したことも明らかにした。アジア各国は米景気対策 法に「バイ・アメリカン条項」が盛り込まれたことに懸念を表明してい る。

また、中国の温家宝首相はクリントン長官との会談で、「国際的な 金融危機が世界全体に大きな打撃を与えている」と指摘した上で、「同 じボートにいる乗客のように人々が協力していくべきだとの発言を非常 に感謝している」と述べた。

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