政府:インドネシア発行のサムライ債を保証-2年間で最大15億ドル

日本政府は21日夜、インドネシア 政府が日本で円建て外債(サムライ債)を発行する際に、2年間で最大 15億ドル(約1400億円)を保証することで同国政府と合意した。22日 開催の東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)財務相会 合に出席するためタイ・プーケットを訪問中の末松信介財務政務官と、 ムルヤニ・インドネシア財務相が同市内のホテルで会談後、両国政府が 発表した。

インドネシアは2004年から海外市場での国債発行を開始して以降、 発行額を年々増額してきた。今回の措置は、米国発の金融危機に端を発 した国際金融市場の混乱が長引く中、同国の海外での国債発行の円滑化 を支援することが狙い。実質的には国際協力銀行(JBIC)が保証を 与える。発行条件など詳細を詰め、今年3月以降の発行を目指す。

このほか、日本政府はインドネシアが国債発行の補完措置として、 世界銀行やアジア開発銀行(ADB)と検討している緊急の資金需要に 備えた予防的な共同融資制度にもJBICを通じて参加する方針だ。

通貨スワップを120億ドルに増額

また会談では、通貨危機時に外貨を融通し合う日・インドネシア間 の2国間通貨スワップ(交換)の規模を現在の60億ドル(約5600億円) から120億ドル(1兆1200億円)に倍増することでも合意した。

スリ・ムルヤニ財務相は同日公表した記者発表資料で「日本による これらの支援がインドネシアにおける経済・財政状況の安定に資すると ともに、現在強固な水準にある外貨準備を補完する」としている。

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