欧州債(20日):上昇、独10年債利回り3.01%-株安で資金流入

欧州債相場は上昇。リセッショ ン(景気後退)深刻化の兆候が広がるなか、600銘柄で構成するダウ 欧州株価指数が2003年以来の安値に落ち込んだことを受け、安全投 資先としての国債市場に資金が流入した。週間ベースでは2週連続高 となった。

スウェーデンの自動車メーカー、サーブ・オートモービルが国内 法の下での会社更生を申請したほか、英鉱山会社アングロ・アメリカ ンが配当支払いを停止したことが材料となった。民間調査では、2月 のフランスの製造業景気指数が45年ぶり低水準まで落ち込んだ。ま た、欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は20日、金融機関が世 界的な信用危機の乗り越えるために、必要な限り無制限の融資を提供 するとの意向を示した。

ドレスナー・クラインオートの債券ストラテジスト、ピーター・ シャフリク氏(ロンドン在勤)は「当社は国債相場については極めて 建設的な見方をしている」と述べ、「景気回復の可能性が過大評価さ れているため、国債利回りが最低水準を更新することもありえる」と 付け加えた。

ロンドン時間午後5時45分現在、独10年債利回りは前日比7ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.01%。前週末比 では10bp下げた。同国債(表面利率3.75%、2019年1月償還)価 格は前日比0.57ポイント上げ106.19。独2年債利回りは6bp下げ

1.31%となった。前週末からはほぼ変わらず。

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