中国は7-12月期に米国債買いを増やす公算-バークレイズ

英銀バークレイズは、中国が7 -12月(下期)に、米国債買いを再び加速させると予想した。中国 の景気回復と同国への投資資金の流入再開に伴い、購入が増えるとみ ている。

アジア新興市場調査責任者のピーター・レッドウォード氏(シン ガポール在勤)は、中国による米国債買いの最近の減速は「ひとえに 国際収支が安定したことの結果であり、米国債買いを減らすという明 確な政策変更の結果ではない」との見解を示した。

中国は2008年に米国債の購入を46%増やしたが、温家宝首相は 2日に、外貨準備の価値保全を目指す考えを示した。

レッドウォード氏はこの日の記者団への説明で「現在見られる現 象は、中国からの一貫して大規模な資本流出だ。その規模は経常収支 の黒字にほぼ相当する」とし、「その結果として中国は、外為市場へ の介入や大規模な米国債買いの必要がなくなっている」と説明。その 上で、「下期には資本流出が徐々に止まる一方で経常黒字は引き続き 高水準を維持するだろう。そうなれば、国際収支が再び黒字となり中 国は米国債市場に戻るだろう」との見通しを示した。

同氏はまた、財政による景気刺激と利下げ、与信拡大への政府の 働き掛けによって中国経済が「力強く回復する」との見通しを示した。 「景気刺激策はシステムに行き渡りつつある」として、これが成長率 を3.5ポイント押し上げると試算した。

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