金持ちに景気悪化の影響じわり、大口住宅ローンの返済遅延が急増

米高級住宅の保有者による住宅ロー ンの返済遅延・滞納が15年余りで最悪のペースで増えている。低所得層 の延滞から始まった金融危機の影響が金持ちにも及ぶ兆しが出てきた。

住宅ローンのデータ提供会社LPSアプライド・アナリティクスに よると、大口(ジャンボ)ローンを昨年借り受けたうちの約2.57%が60 日以上の延滞に陥っている。10カ月の間にこの水準に達したのは少なく とも1992年以来のペースで、延滞悪化のペースは07年に実行された融 資のほぼ2倍。06年の融資でこの水準に達するにはほぼ3年かかったと いう。

ジャンボローンの延滞増加は、2年目に入ったリセッション(景気 後退)が優良(プライム)な借り手にも響き始めていることの表れだ。 ジャンボローンは、政府系住宅金融大手ファニーメイ(連邦住宅抵当金 庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の保証限度を超える融 資で、この上限は多くの地域で41万7000ドル(一部では72万9750ド ル)に設定されている。08年のこの種の融資で借り手の信用スコアの平 均は762と高かった。一方、両社が保証する08年実行のローンの延滞率 は約1.92%となっている。

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