TOPIX終値が昨年10月安値更新、25年ぶり低水準-世界景気懸念

20日の東京株式市場では、TOP IXの終値が前日比1.6%安の739.53ポイントと、2008年10月27 日の安値746.46ポイントを下回った。昨年来安値を更新し、1984年 1月5日(737.39)以来、およそ25年ぶりの低水準。世界的な景気後 退や金融不安を背景に、企業業績の先行きを警戒する売りが増えた。

日経平均株価がまだ昨年10月27日の安値7162円から上方に位置 するのに対し、TOPIXが先に安値を更新したのは、時価総額ウエー トの大きい金融株の下げが顕著なため。きょうはみずほフィナンシャル グループや三菱UFJフィナンシャル・グループが午後に一段安となり、 昨年来安値を割り込んだ。

みずほ投信投資顧問の柏原延行執行役員は、「マクロ指標や個別企 業の業績がクレジットリスクを想定させるほど悪化していることや、政 治の混乱が安値の要因」と見ている。特に、足元で下げ基調にある銀行 株については、「有価証券評価損の特別損失一巡により、10年3月期 は業績が改善する期待感があったが、クレジットコストの上昇でそのシ ナリオが本当かどうかを試されている」(同氏)という。柏原氏は、T OPIXの下値めどを650ポイントと見ている。

19日の米国株市場では、米ダウ工業株30種平均が終値で昨年11 月安値7552.29ドルを下回り、6年超ぶりの安値に沈んだ。パソコン 大手ヒューレット・パッカード(HP)が利益予想を減額したことでテ クノロジー株が下げ、クレジットカードのデフォルト(債務不履行)増 加懸念で金融株も売られた。

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