ドルは対円で4カ月ぶり102円へ上昇も-シティのテクニカル分析

米シティグループのテクニカルア ナリストによると、ドル・円相場の終値がいわゆる「ネックライン」 が位置する1ドル=94円65銭を上回った場合、4カ月ぶりとなる1ド ル=102円までドル高が進む可能性がある。

同社のアナリスト、トム・フィッツパトリック氏(ニューヨーク 在勤)とシャム・デバニ氏(ロンドン在勤)は19日付の調査リポート で、「非常に明確なダブルボトム」パターンのネックラインが94円65 銭にあり、ドルが「同水準を上回る水準で引ければ、102円への動きに なろう」と指摘している。

ダブルボトムとは、相場が下降から上昇に転じるチャートパター ンの1つ。相場が安値を付けて反発した後、再び同水準付近で安値を 付けて反発するパターンで、2番底を付けた後の反発が1回目の反発 局面で付けた高値(ネックライン)を上抜けると、ダブルボトムが完 成し、一段の上昇余地が生まれる。

19日の外国為替市場ではドルが一時1ドル=94円46銭と、1月 6日以来の高値まで上昇。この日の東京市場でも94円台での推移が続 いている。

フィッツパトリック氏らアナリストは、「一般的な見方に反して、 広範囲の円安局面が始まりつつあることを示す兆候が増えており、今 後数週間、ドル・円とクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)が共に 上昇する可能性がある」と指摘。ドル・円が55日移動平均線をしっか りと上抜けてきたことからも、ドルは上昇の公算があるという。

ブルームバーグ・データによると、55日移動平均線は現在、90円 75銭付近に位置している。ドル・円が前回102円台だったのは昨年10 月21日。

ドルは年明け以降、対円で3.8%上昇。昨年は19%安と過去20年 以上で最大の下落率を記録している。

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