豪ドルとNZドル:週間ベースで2週連続下落へ-金融機関への懸念で

20日の外国為替市場では、オース トラリア・ドルとニュージーランド(NZ)ドルが米ドルに対し週間ベ ースで2週連続の下落となりそうだ。東欧経済の悪化に対する金融機関 の脆弱(ぜいじゃく)性への懸念が影響した。

NZドルは、財務省が発表した2008年7-12月期の財政赤字が税 収減を背景に予想を上回ったことを受けて続落。一方、豪ドルは、オー ストラリア準備銀行(RBA)のスティーブンス総裁が年内に景気は回 復するとの見通しを示したことから、一時、下げ幅を縮めた。

ウエストパック銀行の主任為替ストラテジスト、ロバート・レニー 氏(シドニー在勤)は「世界的な金融危機の次の段階は、欧州について 国境を越えた協調策をまとめられるかどうかを探り始めることだ」とし、 「ユーロ相場の大幅な下落は豪ドルやNZドルの下押し圧力になるだ ろう」と指摘した。

豪ドルはシドニー時間午後2時22分(日本時間同零時22分)現在、 前週末のニューヨーク時間の取引と比べ2.6%安の1豪ドル=0.6417 米ドル。対円では1豪ドル=60円45銭(13日は60円33銭)。

NZドルは前週末比3.3%安の1NZドル=0.5053米ドル。対円で は1NZドル=47円60銭(13日は48円03銭)。

豪ドルは今週、対円で上昇した。日本の社債保有リスクの上昇で、 海外投資家が日本の資産を買う動きが後退した。

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