7&i株続落、公取委調査でコンプライアンス警戒-値下げ制限報道も

国内小売りグループ最大手のセブ ン&アイ・ホールディングス(7&i)の株価が、一時前日比6%安の 2125円と続落。同社子会社のセブン-イレブン・ジャパンが、公正取 引委員会から立ち入り検査を受けたことが20日に分かった。一部報道 では、加盟店の値下げを不当に制限したためと伝えられ、コンプライア ンス(法令順守)を重視する投資家の売りに警戒感が強まっている。

20日付の朝日新聞朝刊は、セブン-イレブン本部が傘下の加盟店 に対する優越的な地位を利用し、店側が弁当など売れ残りを減らすため、 値引き販売しようとするのを不当に制限していた疑いがあると報じた。 さらに、公取委が独占禁止法違反(不公正な取引方法)容疑で乗り出し たという。

今回の報道を受け、7&iHDの江口雅夫常務はこの日午前10時 半、都内本社で記者会見し、昨年10月30日に立ち入り検査があった ことを明らかにした。ただ、同席した梅林啓弁護士(西村あさひ法律事 務所)は、立ち入り検査後、公取委による7&iへの調査が進行中とし、 詳細には触れなかった。

SMBCフレンド証券投資情報部の東秀昭課長代理は、「一部の 機関投資家はコンプライアンスの悪い企業に投資しないルールがあり、 それを見越した売り注文が増えた」との見方を示唆。ただ、今回の報道 内容を考慮すると、業績が大きく落ち込むことは考えにくく、「押し目 買いのチャンスになりやすい」(同氏)という。

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