木徳神糧株が4カ月ぶり安値、消費低迷織り込み減益計画-2円減配も

米卸大手の木徳神糧の株価が急反落。 前日比6.3%安の315円まで売られ、2008年10月10日以来、約4カ月 ぶりの低水準に沈んだ。コメの需要拡大を追い風に主力の精米事業やコ メ加工品事業は今期(09年12月期)も伸びると見込んでいるが、鶏肉 事業の減少などで11%の営業減益を予想したため、売り圧力が増した。 年間配当を4円と前期から2円減らすことも嫌気されたようだ。

会社側の今期業績予想は、連結売上高が前期比12%増の1130億円、 営業利益が同11%減の11億6000万円。営業利益率は1.0%と、前期の

1.3%から0.3ポイント悪化する。米穀事業は精米がけん引するかたちで 大幅な増収が見込めるが、鶏肉の相場下落や需要停滞から、鶏肉を含む 食品事業を控え目にみたという。

同社IR広報担当の管益成氏によると、平成20年米の取引価格は安 定、折からの「内食」志向も重なり、米穀事業売上高は同17%増の935 億円に増大する予定。ただ食品事業は同8.2%減の90億円に低減、採算 性も低下するとした。

一方で、食品事業に含まれるコメ加工品は好調を維持。米粉を用い た新商品開発も加速しているため、「コメ加工品だけを取り出せば10% 超の成長が可能」(管氏)としている。

会社側の今期1株利益(EPS)予想は62円49銭。前期の103円 81銭から4割低下し、株価の割高感を意識させたようだ。

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