米国株:下落、ダウ平均は6年ぶり安値-HPやBOAに売り(2)

米株式相場は下落。ダウ工業株 30種平均は6年ぶり安値に下げた。パソコン大手ヒューレット・パ ッカード(HP)が利益予想を引き下げたことが嫌気されたほか、 クレジットカードのデフォルト(債務不履行)増加懸念から、金融 株が売られた。金融株指数は1995年以来の低水準だった。

HPは7.9%安。S&P500種に採用されているテクノロジー株 も下落した。バンク・オブ・アメリカ(BOA)やシティグループ が下落。プルデンシャル・ファイナンシャルも安い。同社は格付け を引き下げられたたために、政府の資金支援プログラムへの参加資 格を失った。

S&P500種株価指数は前日比1.2%安の778.94。ダウ工業株 30種平均は89.68ドル(1.2%)安の7465.95ドル。ラッセル2000 指数は1.5%安だった。

オークブルック・インベストメンツのジリ・チェルクーリ氏は 「市場参加者は景気悪化の深刻さを受け止め、そしてテクノロジー 株や企業の今後の設備投資にどのような影響をもたらすのかを理解 しようと努力している」と語った。

フィラデルフィア連銀が19日に発表した2月の同地区製造業 景況指数はマイナス41.3と、前月のマイナス24.3からマイナス幅 が拡大した。マイナス幅は1990年10月(マイナス48.2)以来の最 大。

ヒューレット・パッカード

HPは04年8月以降で最大の値下がりを記録した。同社が発表 した2008年11月-09年1月(第1四半期)決算は、売上高がアナ リスト予想を下回った。

同社はまた、パソコン需要の低迷に伴い、今年度(09年10月 期)の利益見通しを下方修正した。発表文によると、今年度は買収 関連コストを除いた1株利益が3.76-3.88ドルになる見通し。従来 予想では同3.88-4.03ドルだった。

ブルームバーグのデータによると、1月12日以降に発表された S&P500種採用企業394社の四半期決算は平均33%の減益だった。

銀行の国有化

BOAは5営業日連続の下落。シティグループは17年ぶり安値 で取引を終了した。

S&P500種金融株価指数は5.2%下げて、1995年1月以来の 安値をつけた。フィッチ・レーティングスはプルデンシャルの短期 債格付けを引き下げた。

メンドン・キャピタル・アドバイザーズの運用担当者、アント ン・シュッツ氏によると、投資家は政府が一部銀行を国有化すると みていると語る。特にBOAとシティはこの見方を背景に売られて いる。国有化が実現した場合、株価の価値は失われる。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE