アトランタ連銀総裁:米経済は極めて弱い、年内は力強い回復見込めず

アトランタ連銀のロックハート総裁 は19日、米経済が6月末まで縮小し、住宅・信用市場の冷え込みで 2009年後半の景気回復も控えめなものにとどまるとの見通しを示した。

ロックハート総裁はアラバマ州バーミングハムで講演し、「米経済 の現状は極めて弱い」との認識を示し、「今後数四半期の力強い景気回 復を妨げる可能性の高い障害に米経済は直面している」と指摘した。

また、経営難の銀行の国有化に関する聴衆からの質問に対し、ロッ クハート総裁は「明らかに」提案されていないと述べた上で、「とは言 え、不可能なことは何もない」と語った。さらに「一部の大手銀行の国 有化観測は広がっている」との認識も示したが、「国有化に関する真剣 な検討については何も承知していない」と説明した。

ロックハート総裁は、住宅の供給過剰や企業と家計の信頼感の低さ が重しとなり、信用市場や住宅市場が停滞しているため成長が抑制され ると指摘。企業在庫の減少や住宅ローン金利の低下、消費者の見通しの 改善によって「控えめな景気回復」が予想されるとした。

同総裁は一方で、「金融市場が改善している控えめだが希望に満ち た兆候がある」とも述べ、「年後半に経済環境が上向く主要な要素は、 金融機関がより安定した足場を見いだし、ビジネスの拡大や個人消費に より大きなサポートを提供し始めることだ」と話した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE