今日の国内市況:株4日ぶり反発、債券もみ合い-円6週間ぶり安値

東京株式市場では、日経平均株 価が4営業日ぶりに小幅反発。米国の住宅支援策の発表を受けた為替 相場の円安進行を好感し、トヨタ自動車やホンダ、東芝など輸出関連 株を中心に見直しの動きが広がった。ソニーは8営業日ぶりの上昇、 東証1部の業種別33指数では、輸送用機器が上昇率首位だった。

日経平均株価の終値は前日比23円21銭(0.3%)高の7557円 65銭、TOPIXは2.33ポイント(0.3%)高の751.59。東証1部 の売買高は概算で18億6012万株、売買代金は同1兆1649億円。値 上がり銘柄数は884、値下がり707。東証業種別33指数の騰落状況は、 値上がり業種13、値下がり20。

日経平均はきのうまでの7営業日で6日間下げ、直近12営業日 の騰落状況を示すサイコロジカルラインは3勝9敗。25日移動平均線 からのかい離率もマイナス5.6%と、短期的な売られ過ぎを示すマイ ナス5%を超えていた。

一方、売買代金は低迷したままで、朝方の買い一巡後は伸び悩み。 市場参加者が少ないことを映し、日経平均の1日の値動きはわずか 105円にとどまった。米国では連邦公開市場委員会(FOMC)が経 済成長率予想を下方修正し、1月の鉱工業生産指数や住宅着工件数も 低迷、景気と企業業績に対する警戒は根強い。

債券もみ合い

債券相場がもみ合い。日銀が発表した金融政策決定会合の結果発 表は、市場予想通りと受け止められた。一部で、短期国債買い切りの 増額などへの期待が出ていたものの、企業金融支援特別オペレーショ ンの増強を言及するにとどまった。

東京先物市場で中心限月3月物は、前日比1銭安の139円63銭 で寄り付いた後、一時139円45銭まで下落した。その後は、徐々に 水準を切り上げ、2銭高い139円66銭まで戻した。結局、1銭高の 139円65銭で終了した。3月物の日中売買高は1兆4422億円。

現物債市場で新発10年物の298回債利利回りは前日比0.5ベー シスポイント(bp)低い1.25%で寄り付いた後、一時、1ベーシスポ イント(bp)高い1.265%まで上昇した。午後3時過ぎからは0.5bp高 い1.26%で推移している。一方、新発5年債利回りは1bp低い

0.70%で取引されている。

日銀は、同日開いた金融政策決定会合で、企業金融支援の一環と して買い入れ方針を表明していた社債について、格付けがシングルA 格以上を、1兆円を上限に実施することを決定したと発表した。3月 中に開始し、期限は9月末まで実施する。また企業金融支援特別オペ レーションを強化し、期間3カ月のやや長めの資金を低利・安定的に 供給するとした。

円が6週間ぶり安値圏-93円台

東京外国為替市場では円が対ドルで、約6週間ぶり安値圏でもみ 合った。米国が住宅ローン支援など金融危機克服に向けた政策を打ち 出すなか、政治の混迷で日本の政策対応が遅れるとの懸念が円の上値 を抑えた。

ドル・円は1ドル=93円台半ばから後半を中心に推移。久々の円 安水準ということで国内輸出企業などの円買い需要も観測され、午後 には一時、93円31銭まで円が強含む場面が見られた。

ユーロ・円も一時的に1ユーロ=117円31銭まで円高に振れる場 面も見られたが、日中の大半は117円台後半で取引された。

前日の海外市場では円が対ドルで一時、93円96銭と1月7日以 来の安値まで下落。対ユーロでは一時、118円4銭まで円安が進み、 この日の東京市場でも118円ちょうど前後をうかがう場面が見られた。

一方、東欧発の金融不安がくすぶるなか、ユーロは対ドルで上値 の重い展開が継続。前日の海外市場で付けた昨年11月下旬以来の安 値、1ユーロ=1.2513ドルからは値を戻したものの、1.2600ドル手 前では戻り売り意欲が強かった。

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