ドル「ダブルボトム」形成なら、100円も視野-三菱東京UFJ銀

三菱東京UFJ銀行市場業務部の橋 本将司シニアアナリストは、ドルが対円で1月6日に付けた年初来高値 の1ドル=94円60銭近辺を明確に上抜けた場合は、「ダブルボトム(2 番底)」が形成され、100円まで一段高の展開もあり得るとみている。

ドル・円相場は前日の海外市場で一時93円96銭と、1月7日以来 のドル高値を更新。「上値抵抗水準とみられていた92円台半ばを抜けた ことで、1月のドル高値が視野に入っている」という。

また、ドルのRSI(相対力指数、期間14日間)は、65%近辺で推 移しているが、橋本氏は「1月末から続いている上昇トレンドが崩れて いないため、ドル上昇のモメンタムが付いてきた感がある」と分析する。

ドルが1月の高値を抜けると、昨年12月17日とことし1月21日に 付けた安値87円台前半を底とするダブルボトムが形成される。次の上値 めどとしては、「200日移動平均線が位置する100円台前半、あるいは ドルのボトムからネックライン94円60銭近辺までの戻りをネックライ ンに上乗せした102円台前半が意識される」という。

橋本氏は、「株の旗色が悪いなかで、市場がリスク回避的な方向に 動いているものの、従来の円買いパターンではなく、ドルの買い戻し主 導の流れになっている」と指摘する。

ただ、「米自動車大手の経営再建や金融安定化法案の行方など不透 明要因が残るため、ドルがどんどん上がるという展開にはなりにくい」 面もあり、94円60銭近辺のドル上抜けは慎重に見極める必要があると いう。

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