河村官房長官:郵政民営化と逆方向に-小泉氏は鉄砲撃つ方向違う

河村建夫官房長官は19日午前の記 者会見で、郵政民営化問題などをめぐる小泉純一郎元首相の麻生太郎 首相に対する批判について、「民営化の方向に走っていることは間違い ない」と指摘した上、批判は民営化の逆方向を目指す野党に向けるべき だとの考えを示した。

河村長官は同日朝、民放テレビに出演、小泉氏の麻生政権に対する 一連の発言について、「鉄砲を撃つ方向を間違えている」と批判、それに ついて会見で説明した。

河村長官は会見で、野党の国民新党と民主党は「まさに小泉元首相 が心配している逆の方向に移っている」と述べた。その上で、「小泉氏は 警告を発せられたことは受け止めるが、むしろ自民党が弱体化し、方向が 変わるようなことがあれば、小泉氏の狙っている方向と逆の方向にいくの ではないか、むしろその方に懸念を発してもらいたい」と語った

麻生首相は5日、衆院予算委員会で「郵政民営化は賛成ではなかっ た」と答弁、郵政事業を持ち株会社(日本郵政)の下でゆうちょ銀行など4 社に分社化した現在の経営形態の見直しの可能性にも言及した。

これに対し小泉氏は12日、郵政民営化に関する首相の一連の発言 について、「怒るというより、笑っちゃうくらい、ただただあきれている」と述 べ、痛烈に批判した。また、定額給付金について「わたしは本当にこの法 律が3分の2を使ってでも、成立されなければならない法案だとは思って いない」とも指摘。財源をねん出するための関連法案を連立与党が衆院 で再可決することに疑念を示した。

共同通信は18日、小泉氏が同日午後にモスクワで行った記者会見 で、定額給付金の財源法案を衆院で再議決する場合、本会議を欠席す る考えを表明したと報じた。

麻生首相はこの報道について、19日午前の衆院予算委員会で、「わ たしの記憶では小泉首相は2次補正予算案と関連法案に衆院で賛成し ていた」と指摘。その上で、どのような意図で発言したか、その真意を測り かねているが、自民党所属の国会議員である以上、党の方針には従って いただきたい」と述べ、不快感を示した。

--共同取材:広川高史、山村敬一Editor: Hitoshi Sugimoto Takeshi Awaji

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Takashi Hirokawa Keiichi Yamamura

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