【個別銘柄】トヨタ、JR西、百貨店、船井電、日清紡、資源、古河電

19日の日本株市場における主な材 料銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)は前日比2.0%高の3120円、ホ ンダ(7267)は1.8%高の2290円など軒並み上昇。大幅な景気の悪化や政 治の混迷など日本に対する不安から円安・ドル高が進み、メリットを享 受できる輸出関連株が買われた。トヨタやホンダなどで構成するTOP IX輸送用機器指数は、東証1部33業種中で上昇率トップ。

西日本旅客鉄道(JR西日本・9021):2.3%安の33万9000円。一 時4.0%安の33万3000円まで下げ、約8年10カ月ぶりの安値を記録。 国内経済環境の悪化で鉄道収入の落ち込みが警戒されている。UBS証 券は、同業他社比較で収入変化による利益への感応度が高く、景気後退 にぜい弱な企業体質とし、投資判断を「中立」から「売り」に下げた。

百貨店株:Jフロント リテイリング(3086)が1.3%安の301円 と安値引け。松屋(8237)も0.7%安の1454円と下落。日本百貨店協会 がこの日午後発表した1月の全国百貨店売上高(既存店)は前年同月比

9.1%減の6132億円と、11カ月連続で前年実績を割り込んだ。景気停滞 色が強まる中で消費者の買い控え傾向が強まっている。

資源関連株:コスモ石油(5007)が3.8%安の257円、新日鉱ホー ルディングス(5016)が5.1%安の353円など総じて安い。18日のニュ ーヨーク商業取引所(NYMEX)で原油先物(期近3月限)は前日比

0.9%安の1バレル=34.62ドルで終えた。年初来の値下がり率は22% に達しており、在庫評価益が悪化すると懸念された。

船井電機(6839):12%高の2365円。大口顧客である米ウォルマ ート向けを中心に液晶テレビの受注が堅調、来期(10年3月期)業績の 回復確度が高いとの見方が広がっている。クレディ・スイス証券、ゴー ルドマン・サックス証券はともに投資判断を引き上げた。

大手電線株:住友電工(5802)は5.0%高の762円、古河電気工業 (5801)は3.8%安の255円。ゴールドマン・サックス証券は18日付で 電線大手の選好順位を変更。住友電工を最上位にし、投資判断を「中 立」から「買い」に引き上げた。費用削減策が唯一未発表で、これから 株価に織り込む余地があるとしている。一方、古河電工の投資判断は 「買い」から「中立」に引き下げ。米オバマ政権下での景気対策による 押し上げ効果が従来の期待に及ばないなどとしている。

HOYA(7741):2.8%高の1742円。ゴールドマン・サックス証券 が投資判断「買い」を継続。担当の堀江伸アナリストは19日付の投資 家向けのメモで、HOYA社長とのミーティングを踏まえ、「経営陣の 収益確保へのコミットメントは高く、足元の人員削減に加え、来上期に は追加の構造改革を予定しているもよう」と述べた。

日清紡(3105):8.6%高の672円。19日付の日刊工業新聞は、日 清紡が太陽電池モジュール製造設備事業を拡大するため、グローバル展 開を加速すると報じた。台湾、米国に現地法人を設立するなどで、同事 業の売上高を08年度見込み80億円から11年度には2.5倍の200億円 に拡大すると伝えている。

フィスコ(3807):4000円(8.3%)高の5万2000円と連日のスト ップ高(値幅制限いっぱいの上昇)。同社の大株主で東京都港区在住の 男性会社員チョウ・ヒジュン氏(43)が、同社株式を買い増し、発行済 み株式の11.46%まで取得したことが19日、判明した。保有目的は「経 営参加目的」としている。

積水化学工業(4204):2.4%安の456円。塩化ビニル管と塩化ビ ニル管継手の販売価格で独占禁止法に違反する行為があったとして、公 正取引委員会から多額な課徴金納付命令と排除命令を受けた。企業のコ ンプライアンス(法令順守)面を重視する機関投資家などが失望、収益 への悪影響も警戒された。

レナウン(3606):1.6%安の125円。百貨店向けの販売不振が続 いていることから、上場以来、約45年間続いてきた株主優待制度を休 止すると18日に発表した。厳しい業績状況があらためて認識された。

アーネストワン(8895):16%高の114円。同社は18日、昨年12月 30日現在で、ゴールドマンサックスインターナショナルが2番目の大株 主となったと発表。昨年9月30日時点では13位だった。

日本航空(9205):0.6%安の178円。19日付の日本経済新聞による と、日航は日本政策投資銀行による金融危機対応のための低利融資を活 用する検討に入った。最大2000億円規模の長期資金を調達する方向で、 国土交通省や経済産業省など関係機関との調整を進めている。

岡部(5959):2.2%高の420円。同社はこの日午後2時に、09年12 月期の連結業績予想を開示。本業のもうけを示す営業利益は前期比29% 減の37億円とし、業績悪化懸念から一時1.2%安の406円まで下げた。 ただ、前期末配を8円と、前の期から1円増やしたうえ、中期経営計画 で11年12月期の営業利益目標を55億円としたため、買い戻された。

GDH(3755):7.0%高の7650円。第三者割当による新株式(優先 株式)発行の中止を決議した。世界的な金融危機などの影響で事業環境 が変化したことが理由としている。

フジコピアン(7957):6.5%高の82円。08年12月期の連結営業利 益は前の期比3.6倍の1億9700万円。プリンタ市場で主力製品のバー コード用リボンの売上高が減少したものの、コスト削減で増益を確保し た。09年12月期の連結営業利益は前期比49%減の1億円を見込む。

東邦金属(5781):7.9%安の58円。世界的な景況感悪化で電子部品 の需要が落ち込んでいることを踏まえ、深川工場(北海道・深川)を6 月30日付で閉鎖。生産拠点を門司、寝屋川工場に集約する。また、約 100人の希望退職者を募集するほか、社員の給与減額にも踏み切る。

今仙電機製作所(7266):9.3%高の530円。この日名古屋証券取引 所の自己株式の立会外買付制度を活用し、自己株取得を行った。取得総 数は21万株で、前日発表した取得株式数の上限に当たる。

日信工業(7230):3.2%安の853円。野村証券金融経済研究所が19 日付で投資判断を「中立」から「ウエート下げ」に引き下げた。

リンテック(7966):4.3%安の1073円。大和総研は18日付で投資 判断を「アウトパフォーム」から「中立」に引き下げた。

日本水産(1332):3.8%高の217円。メリルリンチ日本証券は18 日付で、投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に引き上げた。

ヤマハ発動機(7272):7.5%高の842円。日興シティグループ証 券は18日付で投資判断を「売り」から「中立」に、目標株価を570円 から800円に引き上げた。

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