債券先物が一時売られる、日銀決定会合で短国買い切り増額実現せず

債券先物相場が軟調(利回りは上 昇)。日銀が発表した金融政策決定会合の結果では、予想通りに企業金 融支援策の期間延長などが決まった。しかし、一部で期待されていた短 期国債買い切りの増額などターム(期日)物金利低下に向けた対策は打 ち出されなかったことで一時的に売りが増えた。

RBS証券シニアストラテジストの市川達夫氏は「発表内容にはサ プライズ(驚き)はなかった。ただ、意外なことに短期国債買い切りオ ペの増額が実現しなかったことで、相場の上値を重くする要因となって いる」と述べた。

日銀は、同日開いた金融政策決定会合で、企業金融支援の一環とし て買い入れ方針を表明していた社債について、格付けがシングルA格以 上を、1兆円を上限に実施することを決定したと発表した。3月中に開 始し、期限は9月末まで実施する。

東京先物市場で中心限月3月物は、日銀結果発表後に売りが増え、 いったんは139円40銭台まで下げた。その後は139円60銭付近で推 移している。3月物の午後2時40分時点での売買高は1兆2778億円 程度。現物債市場で新発10年物の298回債利回りは一時、1ベーシス ポイント(bp)高い1.265%まで上昇したが、その後は1.26%で推移し ている。

--共同取材:宋泰允 Editor:Hidenori Yamanaka

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