建機工業会:08年度の建機出荷は13%減-7年ぶり前年割れへ(2)

(記事の詳細と会見の内容を追記します)

【記者:松井博司】

2月19日(ブルームバーグ):国内建設機械75社などで組織する日 本建設機械工業会(CEMA)は19日、2008年度と09年度の建機需要 予測を発表した。昨年夏に下方修正した08年度の出荷額は前年度比13% 減の予想。世界的な景気減速を背景に、2001年度以来、7年ぶりの前年 割れとなることがほぼ確実になった。09年度の国内建設機械メーカーの 出荷予想額も同22%減と引き続き低迷する見込み。

予想は会員企業のアンケートを集計して作成。昨年夏までは08年度、 09年度とも前年度実績を上回る出荷を予想していた。08年度は、昨年8 月の予想(前年度比2%増)に比べて15ポイントの下方修正。国内向け 出荷は同21%減、輸出は同9%減の見込みで、出荷量の7割を占める輸 出が落ち込むことが響く。昨年4-12月までの累計出荷実績では既に同

4.3%減が確定している。

09年度も、08年度の落ち込みから、さらに下降する見通し。昨年8 月発表時の予想(同4%増)を今回26ポイント下方修正した。国内向け 出荷は同20%減、輸出は同24%減と、頼みの輸出が08年度以上に大き く落ち込む見通し。

同工業会は2月と8月に当年度と翌年度の国内ベースの建機出荷予 想を発表。昨年前半までは新興国への輸出に支えられ、6年連続の拡大 ペースで出荷が伸びていた。特にボリュームが多い輸出は02年度以来2 けた増を続けていた。

ただ、昨年6月には、出荷額が5年9カ月ぶりに前年同期を下回り、 以後環境が激変。8月には当初(昨年2月)対前年度比9%増で見込ん でいた08年度の出荷予想の下方修正を余儀なくされていた。

会見した木川理二郎会長(日立建機社長)は、米サブプライム(信 用力の低い個人向け)住宅ローン問題に伴う世界的な景気減速で「環境 が急変して、内外とも厳しい状況で、前回の予想を大幅に修正せざるを 得なかった」と述べた。春節明けの中国では需要回復の兆しも見えてい るというが、「北米の住宅着工が回復しなければ世界的な回復は望めな い」との厳しい見方を示している。

--東京 Editor:Masashi Hinoki

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 松井 博司 Hiroshi Matsui +813-3201-2068 hmatsui2@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +813-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net 東京 Bret Okeson +81-3-3201-8335 bokeson@bloomberg.net 東京 Peter Langan +81-3-3201-7241 plangan@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE