船井電株連騰で9カ月ぶり200日線回復、液晶テレビ堅調で収益期待

船井電機の株価が一時前日比16% 高の2455円まで連騰、投資家の長期売買コストを示す200日移動平均 線(2372円)を約9カ月ぶりに回復した。大口顧客である米ウォルマ ート向けを中心に液晶テレビの受注が堅調、来期(2010年3月期)業 績の回復確度が高まっているとの見方が広がった。複数の外資系証券が 強気な投資判断を示し、買いに弾みがついた。

クレディ・スイス証券は18日付で、需要が堅調な普及帯の液晶テ レビにおける競争力向上で、来期以降の黒字化確度が高まったなどとし、 船井電株の投資判断を従来の「ニュートラル」から「アウトパフォー ム」に、目標株価を1600円から2800円に引き上げた。目標株価は、 09年3月期予想BPS(1株当たり純資産)3500円に、事業再建銘柄 としてのPBR(株価純資産倍率)0.8倍を付与している。

同証の田端航也アナリストは、北米ノンブランドメーカーからの特 許料収入の増加が、来期以降の収益を押し上げると予測。「足元でウォ ルマート向けの受注が活発となる一方、競合他社の量販店に対しての納 入トラブルもあり、液晶テレビは3月からフル生産になる見込み」と、 同氏はレポートの中で指摘した。

ゴールドマン・サックス証券も18日付で、業界内でもいち早く来 期業績が底入れに向かう可能性を評価し、投資判断を「中立」から「買 い」に引き上げている。強気判断に変更した背景として、藤森裕司アナ リストはウォルマートを中心に液晶テレビの棚割りが拡大方向にあるほ か、在庫削減速度の速さ、収益源のプリンターの減収率低下、欧州事業 縮小による運転資本の改善メリットが見込める点などを挙げる。目標株 価は、2500円(従来予想は2200円)とする。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE