日産自:ユーロ債の発行を検討、今後数カ月-米欧で低利政府系融資も

仏ルノーと資本・業務提携関係に ある日産自動車は、社債償還や借入金返済に備えるため、近くユーロ建 て債の発行を検討している。さらに米欧などの政府系金融機関には低利 融資を求める方針だ。

日産自のアラン・ダサス最高財務責任者(CFO)は18日、ブル ームバーグ・ニュースの取材に対し「過去9カ月間のフリーキャッシュ フローはマイナスだった」としたうえで、来期にはフリーキャッシュフ ローでマイナスからの脱却を目指したいと強調した。

その一環としてダサスCFOは「数カ月以内」にユーロ建て債を発 行することや、日本または米国でも同様の措置を検討していることを明 らかにした。日産自の2008年4-12月期の販売金融事業を除くフリ ーキャッシュフローは6151億円のマイナス。一方、08年12月末時点 の1年以内に返済予定の長期借入金が5913億円、1年以内に償還予定 の社債は1661億円となっている。

さらにダサスCFOは、米国および欧州の政府系金融機関に対し 「それぞれ数億ドル」の低利融資を要請する考えを示した。このうち米 国は政府の低燃費車開発制度に基づく融資制度、欧州は欧州投資銀行 (EIB)の支援を活用する。このほか、本業に直接かかわらない土 地・建物などの資産売却も進め、数億ドル規模を09年度中に調達する ことも明らかにした。

日産自の株価は午前終値で前日比3円(1.1%)高の286円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE