東京外為:円は安値圏でもみ合いか、米住宅支援でリスク回避緩和

きょうの東京外国為替市場では円 が安値圏でもみ合う見通し。米政府による住宅支援策を受け、リスク 回避姿勢が和らぐなか、急激な景気悪化や政策対応の遅さなど国内の 悪材料が意識されやすく、円は上値の重い展開が見込まれる。ただ、 東京時間は国内輸出企業などの円買い需要も予想され、一段の円の下 落には歯止めがかかりそうだ。

早朝の取引ではドル・円相場が1ドル=93円台後半と約6週間ぶ りの円安水準で推移している。ユーロ・円相場は1ユーロ=117円台 半ばでの取引となっている。

一方、東欧発の金融危機が深刻化するとの懸念がくすぶるなか、 ユーロも引き続き上値の重い展開が予想される。ユーロ・ドル相場は 前日の海外市場で一時、1ユーロ=1.2513ドルと昨年11月下旬以来 の水準までユーロ安・ドル高が進行。18日早朝にかけては1.25ドル 台半ばで取引されている。

米政府、住宅支援計画を発表

オバマ米大統領は18日、規模750億ドル(約7兆200億円)の住 宅支援計画を発表。ローン返済に苦しむ数百万世帯の支払い減額、フ ァニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵 当公社)の役割強化を柱に、過去最大に膨れ上がった住宅差し押さえ の抑制を図る。

米商務省が18日に発表した1月の住宅着工件数(季節調整済み、 年率換算、以下同じ)は前月比17%減少の46万6000戸と、市場予想 を下回り、統計が開始された1959年以降で最低となった。先行指標と なる1月の住宅着工許可件数も4.8%減の52万1000件と予想を下回 った。

米政府の住宅支援計画を受け、前日の海外市場ではドル買い・円 売りが進行。ドル・円は一時、1ドル=93円96銭と1月7日以来の ドル高・円安水準を付けた。ユーロ・円も一時、1ユーロ=118円4 銭と3営業日ぶりの水準まで円安が進んだ。

日銀会合、政策金利は据え置き見通し

米連邦準備制度理事会(FRB)が18日公表した議事録によると、 1月27-28日に開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)では、大半 のメンバーが今年の実質国内総生産(GDP)を0.5-1.3%のマイナ ス成長と予想している。また、同議事録によると、大部分のメンバー が長期的なインフレ目標を2%とした。

一方、国内では日本銀行が金融政策決定会合の結果を発表する。 昨年10-12月の実質GDP(国内総生産)が約34年ぶりの落ち込み となったが、政策金利は現状維持となる見通しだ。

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