BOA-メリル:円は上半期レンジ相場、秋口以降は円安方向へ

バンク・オブ・アメリカ-メリ ルリンチがリサーチ部門統合後、初めて公表した為替見通しによる と、ドル・円相場は2009年前半を通して1ドル=90円を中心にレ ンジ取引が続くが、秋口以降はリスク許容度改善による日本からの 資本流出で円安基調になる見通しだ。

藤井知子シニア金利通貨ストラテジストの17日付リポートに よると、09年前半の円相場は「リスク回避局面で急伸するものの、 その後、緩やかな円安という繰り返し」が続く。内外金融セクター で不測のイベントが起きても、金融市場安定化に向けた政策対応が 期待できるため、円高は長続きしないと予想。ファンダメンタルズ (経済の基礎的諸条件)面でも、日本の貿易収支の赤字転落、経常 黒字の減少傾向など「円高要因は緩和方向」と指摘している。

3月末、9月末、12月末の円相場をそれぞれ90円、92円、96 円と予想。秋口以降は投資家のリスク許容度の改善を背景に円安と なり、10年3月末は100円、12月末は110円と見込んでいる。また、 ユーロ・円については、9月末に1ユーロ=107円付近で底を付け た後、10年3月末には120円までユーロ高・円安が進むと予想して いる。

為替介入については、円高による原油輸入コスト削減というメ リットや外貨準備が膨大なFB(政府短期証券)での借り入れによ って維持されてきているとの認識もあり、かつてよりハードルは高 いと指摘。ただ、対ドルで85円を上回る円高が株安とともに継続す れば、日本の当局が介入に動く公算が高まるとしている。

--共同取材:Yasuyuki Seki Editor: Tetsuzo Ushiroyama, Norihiko Kosaka

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