マンハッタンの大型複合施設が競売-CMBS市場の注目集める

商業用不動産データ会社トレップに よれば、米ニューヨーク・マンハッタンのハーレム地区にある大型高層 複合施設「リバートン・アパートメンツ」が20日、オークションにか けられる。物件を所有するロックポイント・グループとステラ・マネジ メントのローン返済に問題が生じたためという。

トレップはローンサービサー(回収業者)の資料を基に、メザニン ローンの債権者が競売を実施すると明らかにしたが、債権者の具体名を 挙げていない。トレップの電子メールによると、最近の査定で同物件は 1億9600万ドル(約180億円)とされ、2006年12月の前回見積もり 時の最大3億4000万ドルから価値が下がった。

ブルームバーグのデータによれば、リバートンのローンは、シティ グループとドイツ銀行が07年3月に募集した66億ドルの商業用不動産 ローン担保証券(CMBS)の一部に組み込まれている。仮に1億 9600万ドルで落札されれば、CMBSには2900万ドルと費用分の損失 が生じる。

トレップは今回の競売について、「CMBS市場の注目を集める。 投資家はリバートンのような物件にどれだけの価値が付くのかを見極め ようとするだろう」と指摘。「差し押さえられたリバートンに付けられ る価格は新たな指標になる」との見通しを示した。

リバートン・アパートメンツの所在地はマディソン街2171-2220 番地、5番街2225-2265番地、東138丁目10番地、東135丁目45番 地。トレップによれば、1230戸の貸室がある。

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