中国:投資資産の価値保全を欧米に訴え-国家外為管理局の方副局長

外貨準備高が1兆9500億ドルと世 界最大の中国は、同国が投じた資産の価値を守るよう、欧米諸国に訴え た。また、輸入や企業買収に外貨を一段と充てる方針も示した。

中国国家外為管理局(SAFE)の方上浦副局長は18日の北京で の記者会見で、「われわれの外貨準備の主要構成通貨を発行する国々が、 金融危機に効果的な対策を講じるよう望んでいる」と語り、「こうした 国々は経済と金融の安定維持に努め、投資家の利益と信頼感を守るべき だ」と強調した。

米財務省の17日のデータによると、中国による昨年の米国債購入 額は6962億ドルと、前年から46%増えた。景気対策で米政府の借り入 れが膨らむとの見方から、米10年国債利回りは年初来これまでに44 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して2.65%。発行が 需要を大幅に上回るとの懸念から、今年1月の運用成績はマイナス

3.1%と、月間ベースではここ約5年で最悪となった。

方副局長は、米国債を「買うか否か、その規模」に関する決定は「中 国自体の必要性が左右し、投資価値の維持や安全性の原則に従う」と説 明した。

SAFEはまた、海外での事業拡大を目指す企業の外貨購入を容易 にし、外貨準備を一段と輸入の支払いに充てる方針も示した。

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