鉄スクラップ価格:前週比横ばい、中国需要ひと段落で上昇一服

日本鉄源協会(東京都中央区)が18日公表 した国内主要3地域における2月第3週の鉄スクラップ平均価格(東京、名古 屋、大阪:標準品H2)は、1トン当たり1万9066円と前週比で横ばいだっ た。

昨年11月に1万円を割り込んで以降、「中国の景気刺激策による鉄鋼需 要への回復期待などで緩やかに上昇してきたが、ある程度高くなり中国が買い 控え始め上昇が一服した」(鉄源協会の林誠一・主任研究員)。12月以降、中 国向け鉄スクラップ輸出を増やしてきた丸紅テツゲンも「一時の勢いがなくな りつつある」(馬場一男部長)という。

新日本製鉄など国内鉄鋼メーカーが大規模な減産でスクラップ購入量を大 幅に減らすなか、価格を左右するのは輸出需要。「ある程度安くなれば、中国 が再び買い始める」(丸紅テツゲンの馬場部長)とみられるが、市況は「世界 の鉄鋼需要が本格回復しなければ、1-2万円のレンジで推移する」(鉄源協 会の林氏)との見方が多い。

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