1月の米鉱工業生産は減少か、住宅着工・許可も過去最低に-BN調査

1月の米鉱工業生産はリセッション (景気後退)や信用危機を背景に減少し、住宅着工件数も過去最低に落 ち込んだもようだ。ブルームバーグ・ニュースが金融・調査機関75社 の予想をまとめた。

ブルームバーグ調査の中央値では、1月の米鉱工業生産指数は前月 比1.5%低下とみられる。商務省が発表する1月の住宅着工件数は、 1959年の統計開始以降で最低に落ち込み、住宅着工許可件数も減少が 見込まれている。

消費者は物品を購入するためのローンを組めず、住宅や自動車など 工業製品の売り上げが鈍化。建設業者やメーカーが生産を削減する要因 になっている。オバマ大統領は17日、減税と財政出動を組み合わせた 7870億ドル(約73兆円)の景気対策法案に署名し、同法が成立した。

IHSグローバル・インサイトの米国担当チーフエコノミスト、ナ イジェル・ゴールト氏は顧客向けリポートで「製造業の大部分で減産が あると当社は予想しており、自動車生産は特に急激に落ち込みそう」と 分析。「一戸建て住宅の着工件数や着工許可件数の減少は続く」とも指 摘した。

鉱工業生産指数は連邦準備制度理事会(FRB)が18日午前9時 15分(ワシントン時間、以下同じ)に発表する。調査での予想レンジ は3.1%低下-0.5%上昇。

商務省が同日午前8時半に発表する1月の住宅着工件数は年率52 万9000戸(73社の中央値)と、統計開始以来の低水準となったもよう だ。予想レンジは48万-57万8000戸。

住宅着工許可件数(51社の中央値)も年率52万5000件と、過去 最低が見込まれている。

労働省が午前8時半に発表する1月の輸入物価指数は、6カ月連続 の低下が予想され、2001年以来で最長の低下局面となりそうだ。米消 費者・企業の需要の縮小をあらためて示すとみられている。

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