ノジマ株が大幅高、ラオックスの一部事業を取得へ-自社株買いも

神奈川県を地盤とする家電量販店中 堅のノジマの株価が大幅高。同社は家電量販大手のラオックスの郊外型 家電販売事業の一部を継承する方向で検討を進めていることを明らかに した。収益基盤の拡大期待が高まったところに自社株買い発表が重なり、 買いが増えた。

株価は前日比8.7%高の300円で午前取引を終了した。ジャスダッ ク市場の上昇率9位。午前出来高は8万7600株。前日は1日で800株 のみだった。一方、ラオックスの株価は同変わらずの20円。

ノジマとラオックスが17日に開示した資料によると、ラオックス は郊外型家電事業の一部を会社分割し、新設会社のノジマ関東(仮称) に継承させる。会社分割は4月中旬で、この株式すべてを新会社が取得 する。ノジマが引き継ぐのは15店舗で、売上高は約117億円(08年3 月期)。ラオックスは本店のある秋葉原地区での物販に専念する。

ノジマの執行役員の温盛元(ぬくもり・はじめ)氏は「これまでは 店舗の縮小を進めてきたが、規模拡大に乗り出していきたい。ラオック スの店舗取得がまとまれば、事業拡大が図れる」と語った。

SMBCフレンド証券の投資情報部・野口靖主任は「ラオックスの 一部事業を引き受けることで、知名度も向上しそうだ。家電業界では景 気悪化で販売が落ち込んでいるが、スケールメリットを生かす意味でも 規模拡大路線は評価できる」と語った。

この日の株価上昇は、自社株取得表明による株式需給の改善期待も 要因だったようだ。ノジマは17日、発行済株式総数の2.51%に相当す る50万株、2億円をそれぞれ上限に、自己株取得を行うと発表。取得 期間は18日から3月31日までとしている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE