排出権取引:炭素税導入より効果的、価格下落が示唆-投資顧問会社

米投資顧問会社クライメート・ウエ ッジは、リセッション(景気後退)の時期には二酸化炭素(CO2)排出 権取引の方が炭素税の導入より気候変動対策として効果的であるとの見 方を示した。排出権価格の下落によりエネルギーコストが下がるためと している。

クライメート・ウエッジのアレックス・ラウ氏は、世界最大の温暖 化ガス排出権市場である欧州連合(EU)のプログラムは「排出権価格 を引き下げ、エネルギーコストを安定化させる効果がある。現在の金融 危機とリセッションの究極の負荷テスト」を受けていると指摘。「規制の 環境面の統一性を維持しながら自動的にそれを行っている」との見方を 示した。同社の顧客にはカリフォルニア州職員退職年金基金(カルパー ス)などが含まれる。

EUのCO2排出権価格は2年ぶりの高値に達した昨年7月以降、 73%下落しており、同地域の電力価格を押し下げている。調査会社ニュ ー・カーボン・ファイナンスのアナリストらは16日付の調査文書で、E Uの工場や発電所のCO2排出量は昨年、3%減少し21億トンとなった 可能性が高いとしている。

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