堀場製株もみ合い、自動車計測低迷で今期6割減益-中期成長期待支え

堀場製作所の株価が前日終値の 1431円を挟んでもみ合い。これまで好調だった自動車計測システム事 業が低迷し、今期(2009年12月期)の連結営業利益は前期比68%減 と落ち込む見通し。ただ、同事業や医用システム機器の中期的な成長期 待は根強く、売り買いが交錯する展開だ。

堀場製株は一時前日比2.2%安の1400円まで下げた後、2.4%高 の1465円まで買い戻される場面があった。前期実績の1株純資産(B PS)は1817円。

同社が17日発表した09年12月期の連結業績予想によると、営 業利益は35億円。内訳を見ると、自動車計測システム機器部門は25 億円を予想。前期は72億円と過去最高を記録したが、「自動車メーカ ーが研究開発費を減らす方向にある」(同社IR広報部の丹治亘博部 長)ことが響く。一方、医用システム機器については、需要が景気の影 響を受けにくい上、主要生産拠点がフランスにあり、ユーロ安によるメ リットを享受できると想定。営業利益は12億円(前期実績6億7800 万円)まで拡大すると見ている。

ゴールドマン・サックス証券の堀江伸アナリストは17日付の投資 家向けメモで、「自動車計測の受注減速を織り込むべく、09年12月期 以降の当社業績予想を下方修正するが、自動車計測や医用事業の中期成 長ストーリーは不変」と指摘。株価の短期的調整局面は買い好機と捉え、 投資判断「買い」を継続し、目標株価を1600円とした。

一方、野村証券金融経済研究所の甲谷宗也アナリストは18日付リ ポートで、会社側の09年12月期業績予想について「われわれが想像 した以上に厳しい」との認識を示唆。自動車計測事業や半導体事業は不 況の影響を受け、08年10-12月に受注が急減しており、「09年1、 2月でも軟調が継続している」(同氏)と指摘する。

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