短期市場:翌日物は0.11%前後、準備預金9兆円台で資金潤沢続く

短期金融市場の無担保コール翌 日物は0.11%前後で取引されている。準備預金の積み上げ序盤だが、 日本銀行の潤沢な資金供給を背景に高水準の準備預金残高が維持され ており、調達意欲は弱い。

翌日物は前日の加重平均0.111%に対して、地方銀行が0.11-

0.12%で調達を開始。朝方は大手銀行で0.11%の調達も見られたが、 その後は地銀や大手行の調達水準が0.08-0.10%に引き下げられてい る。外国銀行の調達は少なく、運用側で金利を提示している。

インターバンクの市場関係者によると、準備預金の積み始めとは いえ、これだけの準備預金残高が維持されると、取引自 体が低調になっているという。

午前9時20分の定例金融調節が見送られ、当座預金は1000億円 減の13兆9000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は2000億円 減の9兆2000億円程度になる。準備預金の必要積立額(1日平均) 4兆7200億円に対し、資金需給は大幅な余裕が持たされている。

13日以降の準備預金残高が9兆円台、当座預金残高は14兆円前 後の高水準で、翌日物の調達意欲は低下している。日銀は1月下旬か ら資金供給オペを増やし、レポ(現金担保付債券貸借)や短めのター ム(期日)物の低下を促している。

レポ低位安定

レポは、20日の国債発行日の受け渡し分も含めて0.12-0.13% 前後で低位安定している。

日銀は午前9時30分、国債買い現先オペを7営業日連続の4兆 円で通知した。スポットネクスト物(2月20日-23日)が3兆円、 1週間物(2月20日-27日)は1兆円となる。前日のスポットネク スト物の平均落札金利は0.137%、1週間物は0.164%だった。

一方、日銀はあすの金融政策決定会合で、高止まりする3カ月T IBOR(東京銀行間貸出金利)などに対し、年度末に向けて長めの 資金供給を積極的に実施していく姿勢を打ち出すとの見方が出ている。 年度末越えの2-3カ月物の取引動向が注目されている。

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