NY金:上昇、一時オンス当たり975ドル超-価値保存需要が高まる

ニューヨーク金先物相場は上昇。 一時、昨年7月以降で最高値のオンス当たり975ドルを上回った。低 金利に加え政府支出が重なり、通貨価値が押し下げられるとの観測が広 がり、価値保存手段としての金の魅力が高まった。

この日は、リセッション(景気後退)の深刻化懸念を背景に世界 的に株式相場が下落、ユーロやポンド建ての金相場は最高値を付けた。 金連動型ETF(上場投資信託)としては最大の「SPDRゴールド・ トラスト」の金保有量は先週、14%増加して、過去最大の985.9トン を記録した。金相場は年初来、9.4%上昇している。

インテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシズ(シカゴ)の ヘッドディーラー、フランク・マギー氏は「金はすべての通貨で上昇し ている。金融危機を乗り切るために講じている政府の対策が、通貨の価 値を押し下げているのが分かる。究極的な安全投資として金が買われて いる」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 相場4月限は前営業日比25.30ドル(2.7%)高の1オンス=967.50 ドルで終了した。一時は同975.40ドルに上昇し、中心限月としては7 月22日以来の高値を付けた。

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