欧州債:続伸、銀行格下げ懸念と株安で-2年債利回り1.16%に低下

欧州債相場は続伸。米格付け会社 ムーディーズ・インベスターズ・サービスが東欧で子会社を保有する 一部の銀行を格下げする可能性を指摘したことが材料視された。また 株式相場の下落を受けて国債需要が高まった。

ドイツ2年債利回りは1990年以来の低水準まで低下。世界的なリ セッション(景気後退)深刻化が企業業績を圧迫するとの懸念から、 MSCI世界指数は6営業日連続で下落した。ユーロ圏の一部加盟国 が債務借り換え問題に直面していることへの懸念が強まり、こうした 国とドイツ国債とのスプレッド(利回り格差)はここ10年で最大の幅 に拡大した。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダの英金利商品開発責任者、ジョ ン・ワイス氏(ロンドン在勤)は、「ムーディーズが一部銀行の格下 げの可能性を指摘したことをきっかけに、リスク回避の動きが戻り、 欧州債相場は寄り付きに大幅上昇した。軟調な株式相場からも投資家 が神経質になっていることがうかがえる」と語った。

ロンドン時間午後4時15分現在、独2年債利回りは前日比7ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し1.16%。同国債(表面 利率2.25%、2010年12月償還)価格は0.13ポイント上げ101.93。10 年債利回りは6bp下げ2.97%と、先月16日以来の低水準となった。

独10年債に対するオーストリア10年債の上乗せ利回りは133bp と、前日の120bp、1週間前の88bpから拡大した。過去10年の平 均は15bpだった。独10年債とイタリア国債のスプレッドは一時163 bpと、前日の155bpから拡大した。

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