債券相場は上昇、欧州債堅調や海外勢の先物買い-40年債入札は順調

債券相場は上昇(利回りは低下)。 前日の欧州債相場が堅調に推移した流れを引き継いだ。午後零時45分に 発表された40年債入札が順調な結果となったことも好感されたほか、先 物市場では海外投資ファンドなどからとみられる買いが入り、中心限月 は一時、3週間ぶり高値を付ける場面があった。

大和住銀投信投資顧問の伊藤一弥国内債券運用第2グループリーダ ーは、「前日に需給懸念で売られた反動が出たほか、欧州債が堅調に推 移した流れを引き継いだ」と説明。経済動向などのマクロ経済的な予測 に基づき運用を行っている、海外系投資ファンドが先物に買いを入れた ことが相場を支えたともいう。

東京先物市場で中心限月3月物は、前日比30銭高の139円30銭で 取引を開始した後、いったんは139円20銭に伸び悩んだ。その後は、買 いが優勢となり、一時は139円59銭と1月下旬以来の高値を付けた。午 後に入っても、139円台半ばで堅調に推移し、結局は38銭高の139円38 銭で取引を終えた。3月物の日中売買高は2兆2532億円。

日経平均株価は続落。前日比104円66銭安の7645円51銭で引けた。 大和証券SMBCの小野木啓子シニアJGBストラテジストは、「株式 相場が軟調なことが支援材料となったほか、前日に売られ過ぎた反動か ら買い戻しが入った」という。

市場では、「日銀金融政策決定会合で、長めの短期金利への働きか けに対する期待が背景にある。40年債入札も悪くなかった」(DIAM アセットマネジメントの山崎信人エグゼクティブファンドマネジャー) との声もあった。

財務省がこの日実施した表面利率(クーポン)2.4%の40年利付国 債(1回債、2月発行)の利回り競争入札では、最高落札利回りが2.04% となり、市場予想の2.06%を下回った。応札倍率は4.19倍となり、前 回11月債の2.78倍から上昇した。

新発10年債利回りは1.28%

現物債市場で新発10年物の298回債利回りは、前日比1.5ベーシス ポイント(bp)低い1.27%で寄り付いた。その後は、徐々に水準を切り 下げ、3bp低い1.255%まで低下した。午後の取引後半からは逆に水準 を切り上げ、3時過ぎからは0.5bp低い1.28%で推移している。

中期債はしっかり。新発5年物80回債利回りは2bp低い0.72%に 低下している。一時は0.705%と1月30日以来の低い水準に達した。

16日の欧州債市場では独2年債相場が上昇し、同利回りは1990年 来の低水準を付けた。景気悪化の兆候を受けて株式相場が世界的に下落 し、逃避需要が高まった。このため、ロンドン市場の円債先物は堅調に 推移しており、朝方の国内債相場の支援材料となっていた。一方、米国 金融市場はプレジデンツ・デーの祝日で休場だった。

--共同取材:Editor:Hidenori Yamanaka, Tetsuzo Ushiroyama

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