クリントン米国務長官:小沢民主代表と会談-政権交代にらみ人脈作り

日本に滞在中の米国のヒラリー・ク リントン国務長官は17日夜、都内のホテルで民主党の小沢一郎代表と 会談した。日本の政権交代をにらみ、民主党との人脈づくりを図りたい 米側が要請したもので、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長ら同党幹部 も同席した。

小沢氏が会談後、記者団に語ったところによると、同氏は会談で、 かねてから日米同盟を「大変重要視している」と指摘した上、両国関係 は、これまでの「従属関係」から「対等関係」に発展させるべきとの考 えをクリントン長官に表明したという。また、小沢氏が、民主主義など の面で中国は「日米にとって最大の問題となる」と指摘したのに対し、 クリントン氏は「大変重要な洞察である」との評価を示したという。

会談は、中川昭一財務相兼金融担当相が同日夜、7カ国財務相・中 央銀行総裁会議(G7) 後の記者会見での失態をめぐり辞表を提出、 支持率低落に苦しむ麻生太郎政権が一層の窮地に陥っている状況で実現 した。

クリントン長官は同日午前の中曽根弘文外相との日米外相会談で、 オバマ大統領と麻生首相による首脳会談を24日にホワイトハウスで行 うことを提案するなど現政権への配慮を見せたが、今秋までに行われる 総選挙後に民主党が政権を奪取した場合に首相に就任する予定の小沢氏 と面識を持っておく必要があると判断したようだ。

双日総合研究所の吉崎達彦副所長はクリントン長官が小沢氏と会談 する狙いについて「次の首相になるチャンスがある人なので会っておき たい、どんな人物か知りたいということではないか。直接会っておきた いのだろう」と語っていた。

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