グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落し、ハンセン指数が約6週間で最大の下げとな った。世界的なリセッション(景気後退)深刻化の兆候が強まったこと が背景。

中国の港湾運営大手、中国招商局国際(144 HK)は6.5%安。上海 証券報が、中国の港湾での輸送量が1月に減少したと報じたことが嫌気 された。中国アルミ(チャルコ、2600 HK)は6.9%の下げ。金属価格 の下落に反応した。時価総額で欧州最大の銀行、英HSBCホールディ ングス(5 HK)は2.5%下落。CLSAアジア・パシフィック・マーケ ッツはHSBCについて、増資と減配が必要になる可能性があると指摘 した。

ベアリング・アセット・マネジメント(アジア)のストラテジスト、 キエム・ドゥ氏は「市場心理はまだ弱い」と指摘。「経済指標も世界の 貿易統計も弱い状況が続くだろう」と述べた。

ハンセン指数は前日比510.48ポイント(3.8%)安の12945.40で 終了。下落率は1月8日以来最大となった。ハンセン中国企業株(H 株)指数は同4.9%安の7193.33。

【中国株式市況】

中国株式相場は下落し、上海総合指数が約2カ月で最大の下げとな った。不動産株が安い。企業の収益見込みに比べ、最近の上昇は行き過 ぎだとの見方が広がった。

国内2大上場不動産会社の保利房地産集団(600048 CH)と万科企 業(000002 CH)はともに4%を超える下げ。製鉄大手の宝山鋼鉄 (600019 CH)は5.3%下落した。中国最大の商用車メーカー、北汽福 田汽車(600166 CH)は6.8%安。1月の販売台数が大幅に落ち込んだ ことが嫌気された。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動して いる上海総合指数は前日比69.95ポイント(2.9%)安の2319.44で終 了。下落率は昨年12月23日以降で最大となった。同指数の構成企業の 株価収益率(PER)は16日時点で18.3倍と、昨年8月以来の高水準 となっている。

国泰基金管理の投資担当マネジャー、范迪釗氏(上海在勤)は「株 価は急速に上昇しているものの、ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸 条件)がこれに追いついていない点が大きなリスクとなっている」と指 摘。「PERが20倍に達したところが上限となる可能性がある」との見 方を示した。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落し、指標のセンセックス30種指数が3週間 ぶり安値を付けた。インド政府の過去最大級の借り入れ計画で金利が上 昇し、企業の資金調達コストが上昇するとの懸念が強まった。

インド2位の銀行、ICICI銀行(ICICIBC IN)が5.7%安。同 国政府が16日に国債発行額が目標を80%上回ることを示唆したことを 受け、2018年償還の国債利回りが約2カ月ぶりの高水準まで上昇した ことが材料視された。国内最大の不動産開発会社、DLF(DLFU IN) は続落し、5.4%安となった。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種指数は、前日比270.45ポ イント(2.9%)安の9035.00と、先月27日以来の安値で引けた。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比52.6ポイント(1.5%)安の3464.3。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比48.28ポイント(4.1%)安の1127.19。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比99.48ポイント(2.2%)安の4491.78。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比42.78ポイント(2.6%)安の1637.92。

【マレーシア株式市況】

クアラルンプール総合指数は前日比8.66ポイント(1%)安の

898.53。

【タイ株式市況】

SET指数は前日比8.42ポイント(1.9%)安の438.22。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前日比23.96ポイント(1.8%)安の

1318.04。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前日比15.89ポイント(0.8%)安の

1899.90。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE