1月の英インフレ率:3%、9カ月ぶり低水準-燃料値下がり(2)

英政府統計局(ONS)が17日 発表した1月の英消費者物価指数(HICP)は、前年同月比3%上 昇となった。リセッション(景気後退)の深刻化に加え、燃料コスト の下落で物価上昇圧力が緩和し、インフレ率は9カ月ぶりの低水準と なった。昨年12月は3.1%だった。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト31人を対象にした調 査の中央値では、1月の指数は前年同月比2.7%上昇が見込まれてい た。前月比では0.7%低下し、2008年1月以来で最大の落ち込みとな った。

燃料や家賃、食品・飲料の値下がりに伴いインフレは後退した。 イングランド銀行のキング総裁は、政策金利がゼロに近づくなか、イ ンフレ率が目標とする2%を大きく下回ることを防ぐため、通貨供給 の拡大が迫られる可能性があると述べていた。

フォルティスのエコノミスト、ニック・コーニス氏(アムステル ダム在勤)は「インフレ率が今後数カ月後に大幅に低下するのは間違 いない。消費者支出は急激に落ち込んでいるが、物価が反応するには 時間がかかる」と述べ、「これがイングランド銀の見方を変えること はない。政策金利は来月にゼロまで引き下げられるだろう」との見通 しを示した。

一方、同時に発表された1月の英小売物価指数は前年同月比

0.1%上昇と、1960年3月以来の低い伸びとなった。昨年12月は

0.9%上昇だった。住宅ローン利払いなどを除いたベースでは1月は

2.4%上昇と、前月の2.8%上昇から伸びが鈍化した。

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