京セラ:新社長に久芳取締役が昇格-川村社長「引責ではない」(2)

太陽光発電システム製造世界4位 の京セラは17日、久芳徹夫取締役兼執行役員専務(55)が社長に昇格 する人事を発表した。川村誠社長(59)は代表権のある会長に就任す る。いずれも4月1日付。20日開く取締役会で正式決定する。

2005年6月に就任した川村氏は任期を2カ月残しての退任となる。 京都市内で記者会見した川村氏は「社長職の適正期間は4-6年と 常々考えており、引責辞任とは考えていない」と説明、「当面は新社 長と2人3脚で経営に当たり、難局を乗り切りたい」と述べた。同社 は1月に今期(09年3月期)の業績予想を下方修正、純利益は従来予 想を64%減額して前期比81%減の200億円としている。

川村氏は、久芳氏を社長に抜擢した理由について、ファインセラ ミックや半導体事業の責任者として利益を大幅に伸ばし、新規事業の 開拓に成功した実績などを挙げた。久芳氏は「通信、電子部品事業の 建て直しが最優先課題。京セラの企業哲学を継承し、将来的には売り 上げを拡大する」と抱負を述べた。

京セラの株価終値は前日比30円(0.5%)高の5790円。

●久芳徹夫氏の略歴:1954年2月2日生まれ。九州大学工学部卒業後、 82年に京都セラミック(現京セラ)入社。自動車部品事業畑を歩み、 2002年ファインセラミック統括事業部長、03年執行役員、08年に現 職。

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