GMとクライスラー、負の遺産外し追加支援要請へ-再建計画提出期限

政府支援を頼りに生き残りを図って きた米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーは17 日に米財務省に提出する経営再建計画で、過去の過ちを正すことが可能 だと訴え、追加支援の必要性を正当化する見通しだ。

GMの計画に詳しい複数の関係者によると、134億ドルの融資約束 を取り付けているGMは、景気悪化を理由に昨年12月2日に要請した 180億ドルを上回る支援を求める可能性がある。クライスラーはすでに、 先月受けた40億ドルの支援に加えて少なくとも30億ドルの追加支援が 必要だと表明している。

クリントン元米大統領は16日、米カリフォルニア州バーバンクで開 かれた会合で自動車メーカーの経営問題について、「彼らが過ちを犯した のかと問うなら、その通りだ」と述べ、「労組が間違ったのかと問うなら、 無論その通りだ。しかし、世界が変化したのに政治システムは現状を容 認し続けた。非難するわけではないが、私もその一部であり、われわれ 全員に責任があったのだ」との見解を示した。

3月31日期限の最終案を受け、米自動車産業に対する政府支援の継 続の是非や、オバマ政権が自動車メーカーの経営再建を連邦破産法11 条の適用下で進める必要があるのかどうかについて、判断が下される。

事情に詳しい複数の関係者によると、GM取締役会が16日の電話会 議で議論した経営再建計画の最新版は約100ページに上るもので、17日 午後に提出される予定。全米自動車労組(UAW)との協議は16日遅く まで続いたという。

GMは債権者やUAWに現金の代わりに株式で支払う案を受け入れ させる方向で協議が進展していることを再建計画の中で示す必要がある。 両社はまた、将来のモデルを環境規制に対応させねばならないが、新技 術には1000億ドルが必要になる可能性がある。

多くのリスク

オートモーティブ・コンサルティング・グループ(ミシガン州)の デニス・ビラグ社長は「誰もが多くのリスクを抱えている」と述べ、「U AWが譲歩せず、GMに無理なことをさせ、経営破たんに陥れば、UA W自身が終わることは承知の通りだ」と指摘した。

進展状況はガイトナー米財務長官とサマーズ国家経済会議(NEC) 委員長、大統領特別チームが評価する。事情に詳しい複数の関係者によ ると、GMは予定通り40億ドルの追加融資を受ける。ガイトナー長官は 2月10日のCNBC放送とのインタビューで、融資を返済できることを 示すなら、オバマ政権はより多くの支援を行う可能性があると述べてい た。

ただ、GMとクライスラーが17日中に債権者や労組と完全合意する 可能性は低いと言うのはセンター・フォー・オートモーティブ・リサー チのデービッド・コール会長だ。同会長は「政府と自動車メーカー、労 組、債券保有者の4者による協議という構図になるだろう」と指摘した。

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