香港の高級住宅、アジア危機以来最悪の値下がり-ビクトリアピークで

香港の最高級住宅地ビクトリアピー クで、約10年前のアジア通貨危機以来最悪の住宅値下がりが起きてい る。商業不動産ブローカー、シービー・リチャードエリスグループが明 らかにした。

同社のシニアディレクター、マーガレット・ン氏によると、同地域 での住宅価格は2008年10-12月(第4四半期)に前年同期比30.5% 下落。同下落率は、1998年7-9月(第3四半期)の45%以来最大だ った。

香港では景気見通し悪化と人員削減を背景に、不動産需要が抑制さ れ、潜在的な買い手も一段の値下がりを待つ状況となっている。香港の ハンセン指数も中国の株価指数もそれぞれ07年に付けた過去最高値か ら60%近く下落しており、住宅購入者の資産を圧迫している。

ン氏は16日、電話インタビューに応じ、「08年の早い時期に住宅 価格が急騰したのは株式相場が上昇したためだ」と指摘。「香港での新規 株式公開(IPO)で稼いだ中国人も多く、豊かになれば、住宅購入目 指して向かうのはビクトリアピークだ」と語った。

同氏によれば、ビクトリアピークでの昨年第4四半期の住宅価格は 1平方フィート(0.028坪)当たり平均1万6678香港ドル(約20万 円)に下落し、07年半ば以降の上昇分がほぼすべて帳消しとなった。昨 年4-6月(第2四半期)には同3万413香港ドルに値上がりしていた。

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