中川財務金融相の辞意表明も円安は短命、3月86円-バークレイズ銀

バークレイズ銀行の梅本徹チー フFXストラテジストは17日のインタビューで、中川昭一財務相兼 金融担当相の辞意表明は「持続的な円安にはつながらない」と述べ、 円相場は1カ月後に1ドル=86円に上昇すると予想した。

梅本氏は、辞意表明は「政局の問題だ。参院では野党が過半数を 占める以上、辞めるしかなかった」と指摘。日本の政治は「脳死状 態」だが、世界的な金融危機と景気悪化で投資家のリスク回避姿勢が 強いため、「円売りを仕掛けても続かない」と述べた。

中川財務金融相は17日正午過ぎに緊急記者会見し、衆院で来年 度予算案と今年度第2次補正予算関連法案が通過した後、財務相と金 融担当相を辞任する考えを示した。同相は14日、7カ国財務相・中 央銀行総裁会議(G7)後の記者会見で、ろれつが回らない状態だっ た。

円相場は17日、中川財務金融相の辞意表明後、対ドルで一時92 円75銭と1月8日以来の円高・ドル安水準に下落。ユーロに対して も1ドル=117円25銭前後と、午前の高値から約90銭下げた。

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