債券相場は上昇、欧州債高や40年債入札結果順調受け-日銀政策期待も

債券相場は上昇(利回りは低下)。 前日の欧州債相場が堅調に推移した流れを引き継ぎ、買いが先行した。 また午後に入って、40年債入札が順調な結果となったことも好感され、 買い優勢の展開が続いている。18、19日に開催される日銀金融政策決 定会合を控え、政策への期待感も相場の支えとなっている。

DIAMアセットマネジメントの山崎信人エグゼクティブファンド マネジャーは、「夜間取引で米国債が買われたほか、ドイツなど欧州債 が堅調だったため、買い戻しが入った。日銀金融政策決定会合で長めの 短期金利への働きかけに対する期待が背景にある。40年債入札も悪く なかった」と述べた。

財務省がこの日実施した表面利率(クーポン)2.4%の40年利付 国債(1回債、2月発行)の利回り競争入札では、最高落札利回りが

2.04%となり、市場予想の2.06%を下回った。応札倍率は4.19倍と なり、前回11月債の2.78倍から上昇した。

東京先物市場で中心限月3月物は、前日比30銭高の139円30銭 で取引を開始した後、伸び悩み139円20銭まで値を消した。その後は、 買いが優勢となり、一時は139円59銭まで上昇した。午後に入っても、 139円台半ばで堅調に推移している。3月物の午後1時29分時点での 売買高は1兆8428億円程度。

現物債市場で新発10年物の298回債利回りは、前日比1.5ベー シスポイント(bp)低い1.27%で寄り付いた。その後は、徐々に水準 を切り下げ、3bp低い1.255%まで低下。午後に入ると1.255-

1.26%で推移している。

市場では、「期末を控えて、年度の資金の積み残しで買う人もい るようだ。例年、相場がしっかりする時期」(住友生命資金債券運用部 債券運用室長の橋本孝平氏)などの声も聞かれた。

16日の欧州債市場では独2年債相場が上昇し、同利回りは1990 年来の低水準を付けた。景気悪化の兆候を受けて株式相場が世界的に下 落し、逃避需要が高まった。このため、ロンドン市場の円債先物は堅調 に推移しており、国内債相場の支援材料となっている。一方、米国金融 市場はプレジデンツ・デーの祝日で休場だった。

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