長府製株が小幅続伸、エコ商品群の拡販に注力-追加経済対策期待も

温水ボイラーなど住宅設備機器が 主力の長府製作所の株価が小幅続伸。オール電化住宅の人気化に伴い、 潜熱回収型温水器「エコキュート」やガス給湯器「エコウィル」などの 商品群が好調に推移している。今期(2009年12月期)は減収を予想、 円高で海外収益も減少しそうだが、注力する新製品拡大などへの期待が 底堅い値動きにつながった。

この日の長府製株は1.6%安の1823円と反落して始まった後、午 前終値は前日比0.4%高の1860円まで持ち直した。過去半年の高値は 2320円(08年11月4日)、安値は1489円(同10月10日)、実績 1株純資産は2839円。

長府製が16日の取引終了後に示した今期業績予想は、連結売上高 が前期比3.8%減の525億円、営業利益が同0.9%増の22億5000万 円。前期は欧州向けの輸出が拡大、海外売上高比率も9%に高まったが、 今期は円高で同比率も5%程度に戻ると想定。「海外の落ち込みを、国 内の新製品でカバーする」(同社IR担当の渡辺力氏)方針だ。

同社のエコ商品群は国の補助金制度の対象商品。主力の「エコウィ ル」のほかに、太陽熱温水器「エコワイター」などの引き合いが強い上、 今期は燃料電池コ・ジェネレーションシステム「エネファーム」の一般 発売も計画、同商品群のラインナップ拡充と拡販に努める。

またこの日は、追加経済対策の前倒し観測が広がり、橋梁株や建設 株に買いが集まったことも同社株を側面から支援した。17日付の日本 経済新聞朝刊によると、政府・与党は追加経済対策に向けた2009年度 補正予算案の編成で、多年度にわたる公共事業計画を09年度に集中実 施する方向で検討に入った。太陽光発電導入や省エネ家電への買い替え を推奨するとも伝えており、市場では「公共事業が成長を下支えすると 言われ、明るい材料と受け止められた」(SMBCフレンド証券の中西 文行ストラテジスト)という。

--共同取材:曽宮 一恵 Editor:Shintaro Inkyo

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