NYSEユーロネクスト、欧州株を新システムに移管-時間短縮(2)

世界最大の証券取引所運営会社、米 NYSEユーロネクストは16日、顧客の取引時間の短縮を図るため、す べての欧州株を新たに導入した電子取引プラットホームに移管した。 欧州地域での市場シェアを高めるのが狙い。

NYSEユーロネクストはパリとブリュッセル、アムステルダム、 リスボンの株式市場を運営している。NYSEユーロネクストは16日に すべての株式とETF(上場投資信託)を新設のユニバーサル・トレー ディング・プラットホームに移管を完了。これにより、NYSEユーロ ネクストの欧州市場に上場する銘柄の取引にかかる時間は、1.5ミリ秒 (1000分の1秒)から150-400マイクロ秒(100万分の1秒)に短縮さ れる。

NYSEによるユーロネクスト買収は、2006年以降の世界の取引所 の再編で最大規模のものだった。NYSEユーロネクストやロンドン証 券取引所など既存の証取は、ターコイズやChi-Xヨーロッパといっ た多角的取引システム(MTF)と呼ばれる新興勢力からの攻勢を受け ており、取引速度が速く手数料の低いMTFから市場シェアを奪われて いた。

NYSEユーロネクストの欧州執行担当責任者兼グループ執行副社 長のローラン・ベルガルド氏は新プラットホームについて「当社の戦略 の鍵だ」と位置付け、「待ち時間短縮により、ほかの市場やMTFに対 抗できる。頻繁に取引するトレーダーはわれわれの市場で取引すること になり、われわれの市場シェアが欧州全般に拡大するだろう」との期待 感を示した。

ベルガルド氏によると、新しい取引プラットホームでは多種にわた る資産を取り扱い、トレーダーはNYSEユーロネクストが展開するさ まざまなトレーディング・プラットホームすべてに1カ所からアクセス できるようになる。

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