露ガスプロム:初のLNGプラントで対米・アジア輸出

ロシアの天然ガス独占企業ガスプロ ムは同国初の液化天然ガス(LNG)プラントの稼働で、対米・アジア 輸出拡大を狙っている。同社の元会長であるメドベージェフ大統領は18 日、サハリンで麻生太郎首相と会談する。タンカーによるLNG出荷は 3月末に開始する予定。

ウラルシブ・ファイナンシャルのチーフストラテジスト、クリス・ ウィーファー氏は「LNGプラントの稼働で、ガスプロムはパイプライ ンによる供給面での制約もなくなり、世界的な事業展開ができる。ガス プロムは将来的にガス需要のある国にはどこでも売ることができる」と 述べた。

世界最大の天然ガス埋蔵量を誇るロシアは他の生産国と投資や生産 で協調し、パイプラインで結ばれていない市場にも事業展開しようとし ている。パイプラインで欧州向けにガスを輸出する収益に頼っているガ スプロムは今後20年間にLNGプロジェクトに450億ドル(約4兆1300 億円)投資する計画。

新プラントは北海道の北端から160キロにあり、日本9社、韓国1 社、北米1社にLNGを輸出する。プラントを運営するサハリン・エナ ジーの広報担当者、イワン・チェルニャコフスキー氏によると、来年の 年間LNG生産見通しは960万トン。

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