アルゼ株が52週安値を更新、パチスロ環境厳しく今期最終赤字、無配

パチスロ大手のアルゼの株価が一 時、前日比12%安の663円と大幅続落し、昨年10月29日に付けてい た52週安値(666円)を更新。規制強化の流れを受けパチスロ市場の 環境は依然厳しく、今期(2009年3月期)の最終損益は大幅な赤字に 転落する見通しになった。修正数値はアナリスト予想を大きく下回り、 業績悪化を嫌気した売りが優勢となっている。

アルゼは16日の取引終了後、09年3月期の連結最終損益が60億 円の赤字に転落する見通しになったと発表した。従来予想は110億円 の黒字、ブルームバーク・データにある担当アナリストの予想値(73 億円の黒字)も大きく下回った。前期実績は380億円の黒字。また、 期末に1株当たり25円を見込んでいた配当は無配とした。

パチスロ市場は厳しい環境が続いている。規制により射幸性が抑制 されたため、顧客離れが続き、ホール店舗の閉鎖や倒産が多発。会社側 によると、上半期のパチスロ機の導入台数は期初計画が9万6700台だ ったが、実績は3万4600台にとどまった。下半期は上半期の未達を補 うため15万台を計画していたが、2万8000台と大幅な未達になる見 通しだ。

帝国データバンクがことし1月にまとめた2008年のパチンコ業界 の倒産動向調査によると、パチンコ店経営業者とパチンコ・パチスロ関 連業者を合わせた08年の業界倒産件数(法的整理)は92件と、07年 からは4.2%減少したが、06年との比較では31.4%増加している。

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