日経平均はことしの安値に、景気低迷で幅広く売り-市況安で海運軟調

朝方の東京株式相場は下落。きの うの米国株市場の休場や17日の米自動車大手の再建計画提出期限を控 えて様子見ムードの強い中、世界的な景気低迷を嫌気した売りが輸出、 内需関連など幅広く先行している。日経平均株価は、今年の取引時間中 の安値である7671円(1月26日)を一時下回った。

日興コーディアル証券の小柴俊一郎課長は、「米自動車大手の再建 計画提出を控えていることで、その内容と米国株市場の反応とを見極め たい。きょうは様子見ムードが広がる可能性がある」と見ている。

東証1部売買代金上位では、運賃市況の下落から商船三井が7日続 落。非鉄市況の軟調を受け、住友金属鉱山は反落し、東芝やソニーなど 輸出関連も安い。東証業種別33指数の騰落状況は、ゴム製品をのぞく 32業種が下落。下落率上位は保険、不動産、陸運、パルプ・紙、その 他金融、証券・商品先物取引など。

午前9時21分時点の日経平均株価は前日比79円40銭(1%)安 の7670円77銭、TOPIXは8.29ポイント(1.1%)安の761.81。 東証1部の売買高は概算で1億5407万株。値上がり銘柄数は326、値 下がり銘柄数は1080。

きょう再建計画の提出期限

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)と同3位クライスラー は、再建計画を17日までに政府へ提出することを求められている。米 紙デトロイト・フリー・プレス(オンライン版)は16日、GMの経営 再建計画で、政府への提出期限の17日までに全米自動車労組(UA W)や債権者との調整が終わらない可能性が高まってきたと報じた。事 情に詳しい複数の関係者からの情報として伝えた。

同紙によれば、債権者との交渉に詳しい関係者1人は、17日まで の合意成立の「可能性はあまりなさそうだ」と語った。一方、別の関係 者は匿名を条件に、交渉が16日に「進展」したと述べたという。

高島屋が安い、ブリヂストや橋梁、建設は急伸

材料が出ている銘柄では、09年3月期の連結営業利益が前期比 50%減の50億円前後になりそう、と17日付の日本経済新聞朝刊が伝 えたアマノが下落。1月度のグループ売上高が前年同月比11%減とな った髙島屋、モルガン・スタンレー証券が格下げしたニコン、第3四半 期累計(08年4-12月)決算の発表予定日を2月25日に再度延期す ると発表したセイコーエプソンも安い。

半面、タイヤの市販用比率が高いことが業績抵抗力になるなどと評 価し、クレディ・スイス証券が「アウトパフォーム」へ格上げしたブリ ヂストンは大幅高。株価急落などを受けて日興シティグループ証券が投 資判断を引き上げたリサ・パートナーズは急伸し、三菱UFJ証券が格 上げしたツムラも高い。

また、17日付の日本経済新聞朝刊は、政府・与党が追加経済対策 に関連して公共事業の前倒し実施の検討に入ったと報じており、恩恵を 見込む動きから東証1部の上昇率上位には日本橋梁や松尾橋梁、巴コー ポレーション、住友大阪セメント、大林組など橋梁、建設関連銘柄が並 んでいる。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE