債券相場は堅調、欧州債高・株安で買い先行-40年債入札は無難予想

債券相場は堅調(利回りは低下)。 16日の欧州債相場が景気懸念を背景に堅調推移となり、円債先物3月物 が同日のロンドン市場で上昇した流れを引き継ぎ、買いが先行した。こ の日実施の40年債入札は、投資家からの需要が見込まれ、無難な結果に なるとの見方が多いことも相場の支えとなっている。

東京先物市場の中心限月3月物は、前日比30銭高の139円30銭で 取引を開始した。その後も139円20銭台中心に底堅く推移している。3 月物の午前9時26分時点での売買高は3117億円程度。

16日の欧州債市場では独2年債相場が上昇し、同利回りは1990年 来の低水準を付けた。景気悪化の兆候を受けて株式相場が世界的に下落 し、逃避需要が高まった。このため、ロンドン市場の円債先物は堅調に 推移しており、国内債相場の支援材料となっている。一方、米国金融市 場はプレジデンツ・デーの祝日で休場だった。

みずほインベスターズ証券の井上明彦マーケットアナリストは、 「きょうの円債相場は米国市場の休場で、手がかり材料の乏しい中、買 い戻しの動きから小高く推移する」と予想していた。

現物債市場で新発10年物の298回債利回りは、前日比1.5ベーシス ポイント(bp)低い1.27%で取引を開始した。

40年債入札、1回債のリオープン発行

財務省はこの日、40年利付国債の利回り競争入札実施する。昨年11 月債(1回債)と銘柄統合されるリオープン発行で、表面利率(クーポ ン)は2.4%。発行額は前回債と同額の2000億円程度。16日の入札前取 引では2月発行の新発40年債複利利回りは2.08%の気配だった。

バークレイズ・キャピタル証券の森田長太郎チーフストラテジスト は、「リオープンでオーバーパー(100円以上)がややきつくなるが、 年限長期化の潜在需要が強い状況が続いており、投資家からの一定の需 要は見込まれる」という。

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