仏ロレアル08年通期:利益が予想下回る-増益率は過去10年で最低

世界最大の化粧品メーカー、仏ロレ アルが16日発表した2008年通期決算は、利益の伸びが少なくともこ こ10年間で最低となった。同社は収益性低下の理由として、欧米の消 費者が美容関連商品への支出を抑制したことを挙げている。

発表資料によると、一時項目調整前の純利益は前年比1%増の20 億6000万ユーロ(1株当たり3.49ユーロ)。ブルームバーグ・ニュー スがまとめたアナリスト10人の予想中央値(20億8000万ユーロ)に 届かなかった。工場閉鎖や契約再交渉に関連した1億1500万ユーロの 費用計上が響き、少数株主持ち分調整後の純利益は19億5000万ユー ロに減少した。

営業利益と売上高も予想を下回った。ロレアルは今年の利益目標を 設定していない。広報担当のティエリー・プレボー氏は電話会議で、同 社が09年に「コスト最適化に向け必要な決定を行う」方針を示した。 昨年はリセッション(景気後退)に直面した消費者がより安価なブラン ドに乗り換えたことから、売上高と利益見通しを3度にわたり下方修正 していた。

営業利益は前年比3.5%減の27億3000万ユーロと、アナリスト 予想の27億9000万ユーロに達しなかった。売上高は同2.8%増の175 億4000万ユーロ。為替変動の影響を除外した売上高は同3.1%増と、 アナリストの予想中央値(3.5%増)を下回った。同社は配当を4.3% 増やし、1株当たり1.44ユーロとした。

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