デュークFRB理事:住宅問題が米経済と金融システム回復の妨げに

米連邦準備制度理事会(FRB)の デューク理事は16日、アリゾナ州フェニックスで講演し、住宅および住 宅ローン市場に引き続き存在する問題によって、米経済と金融システム の回復が妨げられているとの見解を明らかにした。

デューク理事は「あらゆる種類の住宅ローンに返済の問題が拡大し ている」と指摘。信用履歴が芳しくない借り手向けのローンのうち、住 宅差し押さえないし90日の延滞が生じている割合は約25%に上り、「プ ライム(優良)に近い」ローンでも13%に達していると述べた。

また、「より広い意味で、マクロ経済と金融システムの回復は、住 宅および住宅ローン市場の足元の問題によって妨げられている」とした 上で、「住宅差し押さえのペースは当面、極めて高い水準にとどまる可 能性が高い」との認識を示した。

さらに同理事は講演後の質疑応答で、米経済をめぐっては「あらゆ るニュースが厳しい」と発言。数少ない明るい点として、住宅の需要が 上向く兆しがあり、コマーシャルペーパー(CP)市場がより円滑に動 き始めたことを挙げた。

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