日本総研予測:1-3月期GDPは年率18%減、09年度は6%減へ

三井住友フィナンシャルグループの 民間シンクタンクである日本総合研究所の枩村秀樹主任研究員は16日 午後、経済成長率改定見直しに関するリポートを発表し、今年1-3月 期の日本の国内総生産(GDP)は前期比年率18%減と、過去最大の減 少率になるとの予測を示した。

枩村氏は経済産業省が公表している製造工業予測指数を参考に、1- 3月期は鉱工業生産が前期比20%減少すると予想。GDPに占める製造 業の割合が2割であることを踏まえ、鉱工業生産だけでGDPは前期比 4%減少するほか、製造業の生産減が非製造業に与えるマイナス影響も 勘案したとしている。

内閣府が同日公表した昨年10-12月期のGDP(1次速報値)が前 期比年率12.7%減と第1次石油危機直後の1974年1-3月期(年率

13.1%減)以来の減少率となった。これらを受け、日本総研は08年度の 経済成長率を3.5%減(従来2.2%減)、09年度6.0%減(同2.9%減) とそれぞれ下方修正した。

枩村氏は「景気後退の主因は企業部門の悪化」と指摘、輸出は世界経 済の悪化と円高で「減少に歯止めがかからない」と予測。設備投資の減 少幅が拡大するほか、企業部門の悪化が「家計部門に波及する恐れがあ る」としている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE